治療法・薬物での治療について
1 月 23rd, 2009 by アトP
薬物を使用する治療方法もたくさんありますが、
ここでは目的別に、以下の紹介をしていきたいと思います。
(1)炎症の抑制を目的とした薬剤
1.外用療法
●ステロイド外用薬
皮膚の炎症を抑えるために、世界中で最も一般的に使用されている薬です。
薬の強さが5段階あって、湿疹の状態、重度よって、薬を選ぶ必要があります。
●タクロリムス軟膏
ステロイド外用薬の、中レベル程度の強さの効果がありますが、
長期に渡って使用しても、皮膚の萎縮や血管拡張など、副作用を起こさない
メリットがあります。また、この薬はからだ全体に使用できることもあって、
特に顔や首の症状によく用いられます。
2.全身療法
●飲み薬(シクロスポリン)
大人の方向けで、最も重症のアトピー性皮膚炎の場合、使用される薬です。
湿疹と痒みに対してはとても効果的がありますが、
使用する期間は、なるべく短いほうがよく、湿疹が改善されてきた場合は
通常の外用療法に切り替えていきます。
3.光線療法
特殊な専用の機械にて、紫外線を照射します。
他の治療で十分な改善効果がみられない時に、
この紫外線照射の方法が用いられる場合があります。
(2)痒みを抑えることを目的とした薬剤
●抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)
掻いてしまうことは、湿疹が悪化していまう原因になるので
痒みを抑えるために、抗ヒスタミン薬の内服を行います。
これは外用療法と併用する必要があります。
(3)炎症がおさまった後の維持を目的とした薬剤
●保湿薬
皮膚の炎症、痒みがおさまったとしても、その肌はまだ乾燥しやすくなっていて
バリア機能が低下した状態が継続しています。
炎症や痒みが再発しないように、保湿薬でしっかりと保護することが重要です。
- Posted in 治療法について